itosui: 2009年2月アーカイブ

ガン保険は、入院、治療に際して発生する経済的負担に備えるためのものです。
入院、治療の費用、二次的に発生する費用、また、収入が減ったりなくなったりすることにも備える必要があります。

具体的にどれだけの給付金日額が必要かはケースバイケースですが、目安をつけるためのポイントはあります。

1 がんによる入院、治療により失職する恐れがある。もしくは、収入が大幅にダウンする。

2 会社員なので傷病手当(給与の六割)はあるが、それだけでは生活が苦しい。

3 配偶者が、夫である本人の扶養家族である。

4 小さな子どもがおり、預かってくれるところをさがさなければならない。

5 子どもの教育費、住宅ローンなどで貯金の余裕が無い。

6 介護が必要な家族を抱えている。


これらをチェックしてみてリスクの現状を把握してみましょう。
気になる項目が少ないようであれば給付金日額は5000~10000円くらいでも大丈夫かもしれませんが、ほとんどの項目が気になるようなら15000~20000円くらいは見ておいた方がいいかもしれません。

ここで注意するポイントとして、医療保障はあくまでも「予備費」との二本立てで考えないといけないということです。

入院すると、医療費以外にも収入が減少する分の補填、生活の変化に伴って発生するそれまでなかった生活費、 家族の見舞いや付き添いのために発生する交通費や食費、入院に必要な生活用品をそろえる費用などが発生します。

入院や治療のためには、だいたい目安として半年分の生活費の貯蓄があることが望ましいとされています。最低でも三ヶ月分は必要でしょう。
この予備費が確保できない場合は、給付金日額を高めに設定する必要があります。また、できるだけ貯蓄額を増やすことも心がけてください。

特に定期型や更新型で医療保障を決める場合は、老後の医療保障は保険よりも貯蓄が中心になる可能性が高いので、50代のうちから予備費の準備を意識するようにしましょう。年齢が上がるにしたがって、だんだん保険料負担が重くなってきます。
終身型ならば、入院給付金の最長給付日数が長いものが安心です。
所得補償が多めに必要ならば、所得補償保険というものもありますので、調べてみてください。

終身型、定期型、共済などを組み合わせることで、負担もリスクも少なくできるような最適な医療保障を工夫してみてください。



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