ガン保険の比較: 2008年2月アーカイブ

ガン保険では、いくらくらいの日額保障が適当でしょうか。

これはとても難しい問題ですが、基本は、それぞれの状況で本人が安心できる程度の保障を備える、ということでしょう。

がんなどの病気で入院するときに必要になってくる費用には、以下のものがあります。

1 収入が減少する分の補填。
2 生活の変化に伴って発生する、それまでなかった生活費。
3 家族の見舞い、付き添いのために発生する交通費や食費。
4 入院に必要な生活用品をそろえる費用。
5 医療費の自己負担額。
6 保険のきかない食事療養費。
7 保険のきかない差額ベッド代。
8 保険のきかない高度先進医療の技術料。

がんで入院したときにどれくらいの費用がかかるか、これらを見ながら考えてみましょう。

ガン保険に加入される方の仕事の内容や、お子さんの有無、自宅から病院までの距離などなど、場合により人により、費用をかけるべきところが違ってきます。
入院したときの経済的リスクがどの程度かにより、医療保険に重点を置くか、それとも予備費の方に重点を置くかを選択すればよいでしょう。

また、がんで入院したときにこうして必要になってくる費用を見ていると、ベッドの差額代や高度先進医療を受けるとき、また、食事医療費など、保険のきかない領域がけっこうあることがわかります。
その時にならないと、これらの費用がどの程度発生するかは、なかなか予測がつきませんが、無理の無い範囲でこれらの費用もカバーできるだけの備えをしておくことが、がんにおいては大切かと思われます。

ガン保険に加入する本人が男性である場合、女性である場合、また妻帯者である場合や独身である場合などで、必要な保障というものは変わってきます。
次回からは、それぞれの立場の違いによって必要なガン保険の内容がどのように変わるかについて、考えてみたいと思います。



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